- 1987.1.1
- 聖教 新年の辞「正義と平和実現に一層の進展を」
日顕猊下
「現代は仏教において末法という時代であり、闘諍言訟の悪世とされております。人智の発達は空前の物質文明を招来し、人々はこれに心酔していますが、か
えってこれが未来に恐ろしい深淵の口を開けていることも留意すべきであります。そして、人心は物質の充足にもかかわらず荒廃し、自我より発する種々の欲望
的行動により、尊い自他の命を傷つけている姿が、世界および社会的現象のなかに多く存在しています……正法の興隆、そして世界において創価学会が正義と平
和の大目的実現にいよいよ進展されること、および皆さま方のご健康、ご精進を祈り、新年の辞といたします」(聖教62・1・1)
- 1987.1.2
- 第2東京新春代表者会議(学会本部)
池田「…私は、この二日で、五十九歳となった。完全に学会の宿命を転換したと確信している。ともあれ昨年は、五十八歳という大きな節を乗り越えたことは事
実である。ゆえに、ますます広宣流布の前途は、洋々と開け、皆さまと共に希望に満ち満ちた一年の出発となったことを確信している…」(聖教62・1・5)
- 1987.1.20
- 第一回大石寺開創700年記念出版御書編纂委員会開催(宗務院)
- 1987.1.21
- 池田の長兄、池田増雄(69歳)死去
【池田氏は葬儀告別式を欠席(諸君62・4)】
- 1987.2.2
- NSA世界平和池田講堂開館記念勤行会(ロサンゼルス)
池田「…皆さまの真心によって建設された、この平和講堂に御安置の御本尊は、御法主日顕上人より『世界平和広宣流布大願成就』とお認めいただいた大変に意義深い御本尊であられる…」(聖教62・2・5)
- 1987.2.3
- 創価大学ロサンゼルス分校(SULA)開所式(同校内)
(聖教62・2・5)
同3日、ネバダ核実験場で地下核実験。アメリカに滞在中の池田は核廃絶に一言も触れず。
- 1987.2.14
- 第一回SGIパン・アメリカン諸国会議(マイアミ)
- 1987.2.17
- パナマ・ノリエガ将軍と3度目の対談(パナマ)
池田から将軍に「創価学会栄光賞」、将軍から池田に国家勲章「バスコ・ヌニュス・デ・バルボア勲章」をそれぞれ贈る。また、将軍は「ミラードールイケダ(池田展望台)」を池田に。
➡池田は富士宮白糸研修所に「ノリエガ庭園」を造成(ノリエガ逮捕直後に隠滅)
- 1987.3.10
- 池田、森田ら登山(総本山)
猊下にお目通り
「一カ月にわたる海外訪問からの帰国のごあいさつとともに、種々、御報告申し上げた模様である」(聖教62・3・11)
- 1987.4.7
- 御霊宝虫払大法会(総本山)
日顕猊下「通常、他の多くの御本尊は、大聖人の御弟子、または檀信徒への授与の場合、その名前をお認めあそばす
授与書きがありますが、これは個人に賜った、いわゆる一機一縁の意味であります。かの六老僧中、日興上人を除く五人までは個人授与の本尊が残されています
が、日興上人に対しては個人授与の本尊は全く残されておりません。すなわち、それは存在しないのであります。その理由は、大聖人、日興上人が唯我与我一体
の御境界にわたらせ給い、その上から一期御化導の中心根本をなす、末法万年の一切衆生救済に関する大事な御本尊を広宣流布のために日興上人に委ねられたか
らであります…」(大日495)(聖教62・4・8)
- 1987.4.16
- 「ほかの立正佼成会や天理教は、全部教祖がふところに入れて、さもりっぱそうな大聖堂だとか、やれ病院だと
か、こんどは天理教あたりは七階建てとかで、地下四階の大きい本部をつくって、東京進出のビルをつくるとか、そんなことばかりやっている。悪い連中です。
本当に悪い、じっさい、宗教に無知な人が多いから、みんなだまされて、カネを取られている、それで教団の勢力を張っているわけです。
私が本部を作る。それからいろいろと東京や関西にも本部をつくって、第一本部、第二本部とつくっておきますし、これからもつくる準備もしておりますけれど
も、いっさい、皆さんからは永久に一銭もとらない、これが私の精神です」聖教新聞・池田氏指導
-
- 池田氏 会館私的利用料不払い発覚
池田氏は87年から4年4ヶ月に渡って、学会所有の学会第二別館(敷地2,149平方メートルに鉄筋コンクリと総檜造りの地下1階、地上2階、3億円の建
物)に寝泊まりするという私的利用に家賃を払っていなかったことが発覚。『滞納分2,600万円を払ってもらい、これ以降も毎月、払ってもらっている』と
担当幹部は証言した。
- 1987.5.8
- 富士宮圏記念幹部会(静岡・富士富国際文化会館)
池田「‥この富士宮の地は、総本山大石寺に本門戒壇の大御本尊のまします、世界で、最極の国土である。そして、全世界の友が、正本堂に参拝し、また信心の清流を求め登山してくる。仏法上、これほど尊く重要な地域はない‥」(聖教62・5・10)
- 1987.5.13
- 聖教社説「学会の伝統精神を胸中深く」
「五月三日の記念式典の際、名誉会長は宗祖・日蓮大聖人、開祖・日興上人、第二祖・日目上人と、三代にわたる血脈付法の師弟の御姿は、日蓮正宗の根源であ
り、正宗の清流である……初代会長から二代会長、二代会長から三代会長と、原点となる三代にわたっての師弟の道は厳然としている。ここに学会の最高の誉れ
がある。この学会の伝統精神は、いかに時代が変わり、社会が変わろうと、絶対に変わってはならない」との心情を述べた。私達は、この学会に貫かれた人生の
師弟の精髄を確認し、更に信心の深化に取り組んでいきたい」(聖教62・5・13)
- 1987.6.19
- 龍年光 森田理事長会談(品川会館)
「今後は会館に池田の名前をつけない」
と断言した。いやしくも宗教法人の理事長の約束であるから、私は信じることにした。ところがその後、会館ばかりか、墓苑にまで池田の名をつける始末。(平成3年4月4日号 週刊文春)
- 1987.6
- アメリカ創価大学創立
カリフォルニア州に広大な敷地を有し、豪華にして立ち入りを許されない池田特別室が存在する。2002年に元美術教授・リンダ・サウスウェル氏が「カリキュラムにはカルト信仰とカルト的なものの見方を反映したもの」と大学を訴えたことがある
- 1987.7.4
- 第1回東北幹部記念総会(宮城・東北平和会館)
池田「…墓石の大きさや、墓地の規模によって、成仏が決まるわけではないし、人間としての偉大さが測られるわけでもない。いまだに権威や財力によって墓の
大小を競うような風潮も絶えないが、純粋な信心の世界にあっては、決して、そういうことがあってはならない……学会でも、各地に基苑がつくられている。こ
れも、多くの方々の要望によるものであるが、学会の墓苑の在り方は、墓石の大きさ、墓の規模といい日有上人の仰せられた仏法の平等観にかなったものとなっ
ている……墓地の歴史は、現在、大きな転換期を迎えているといわれている。つまり、かつての薄暗い墓地のイメージから、『明るさ』への志向がみられるので
ある。その意味で、学会の基苑は、その先取りといってもよい……まさに新しい時代の象徴ともいえる墓苑となっているのである…」(聖教62・7・6)
- 1987.8.22
- 男子部八月度全国幹部会(東京・荒川文化会館)
人事発表 副青年部長に池田博正氏
- 1987.9
- 学会墓地事業に地元の反対運動
この月、完成にこぎ着けた群馬県渋川市の「はるな平和墓苑」には住民有権者の6割の反対運動が起こるも強行に建設を行った。学会の墓地建設には各地で反対運動が起こっている。【資料➡】
- 1987.9.18
- 第336回本部幹部会(愛知・豊橋文化会館)
秋谷「かつて正信会の徒が学会のことを謗法呼ばわりしたが、結局、自ら御法主上人の血脈相承を否定するという最大の謗法を犯しその本性を暴露した‥‥祭りに対する基本原則を考えていきたい。
①謗法厳誠の姿勢を堅持し、主催の中心が神社や寺院である場合には、はっきりけじめをつけ参加すべきでない。
②宗教色がなく、地域の祝い事や民俗芸能から出たものや、地域振興等で催された祭りについての参加は差し支えない‥(聖教62・9・21)
- 1987.10.21
- 九州代表者会議(福岡研修道場)
池田「…私どもは御本仏の御遺命である、この『事の戒壇』の建立に全身全霊を捧げた。すなわち『正本堂』を私の発願により、皆さま方のお力で寄進建立申し
上げた。これも、すべて法華経の経文通りの行動であることを確信していただきたい。この正本堂こそ末法広宣流布の『根本道場』である…」(聖教62・
10・22)
|